突然の訃報を受けたら
まずは取り急ぎかけつける
どうしても行かれないときには、代理を立てたり、弔電を打つなど何らかのかたちで、お悔やみの気持ちを伝えます。取り込み中なので、親しくても、電話はNG。
雨のときには、傘も黒で揃えます。女性のバッグはシルバーの金具はOK。ゴールドはNGです。受付をする前に、コートは脱ぎます。
花輪を出すときには、喪主でなく、葬儀社に連絡します。
御厚志ご辞退申し上げますと言われたら
香典、供物、お花などすべてご遠慮しますという意味です。そのときには、一切なにもしないのがマナーです。
香典のマナー
香典の金額の基本は同額返し。友人なら5000円か1万円、親密なら3万円くらい。多額にお渡しすると負担をかけることにもなります。慶事ではないので、新札を入れない、ご祝儀袋は、必ず上が下向きになるように。薄墨で金額は大字を使います。連名で書くときには、4人目からは他一同とします。
相手の宗派がわからないときは、御霊前が無難。キリスト教ではお花料、神式では 御玉串料となります。仏教でないお悔やみの場で、ご愁傷様です、ご冥福をお祈りしますとは、言いません。
数珠の使い方
合掌するときには両手にかけ、お焼香のときには房を下に、左手にかけます。
お焼香のしかた
抹香焼香
1.ご遺族、僧侶、遺影に一礼。右手の三本の指で香をつまみ、頭を下げて、目の高さまでおしいただきます。
この時に、頭を下げることと目の高さまで姿勢よく行うことが、後ろ姿に気品を持たせます。
2.香を静かに、香炉に落とします。1~2回したら
遺影に向かい、合掌。その後下がって、ご遺族と僧侶に一礼します。
回し焼香
1.香炉が回ってきたら、正面に置き、次の人に「お先に」 と軽く会釈。焼香が済んだら、遺影に向かって合掌し、両手で隣の方に回します。
線香焼香
ご遺族・僧侶に一礼し、遺影に合掌。右手で線香を1本とり、ろうそくで火をつけ、左手で仰いで消し、ほかの線香につかないように 奥に線香を立て、ご遺族、僧侶に一礼します。
献花のしかた
キリスト教式献花
1.祭壇に向かい、一礼し、花が右にくるように両手で一輪を受け取り、もう一度祭壇に一礼。根本が祭壇に向くように 時計周りに回し、右手を下から添えて、献花台に置きます。そのあと、下がって、ご遺族と神父に一礼します。
忍ぶ会、お別れ会に招かれたら、服装は?香典はどうすればいい?焼香、献花が済んだからと言って、すぐに慌てて帰る姿は興ざめです。出棺まで参列するよう心がけ、ご遺族から火葬場まで同行を求められたら、できるだけお応えするようにいたしましょう。
服装は喪服でなくてよいが、香典は指定がなければ、用意していきます。お通夜、告別式もそうですが、あくまでも故人をしのび、ご遺族をなぐさめ、力づけるのが目的ですから、懐かしい顔ぶれが集まって、同窓会のノリで騒がしくならないように、気遣いが大事です。
通夜・告別式から帰った後
お清めの塩は、人がいない場合、自宅に入る前に肩越しにかけます。香典返しはお礼をしないのがマナーです。
まとめ お悔やみのマナー
悲しみごとは、ない方が良いのですが、結婚すると親戚も増えます。ご結婚前から一通り確認しておくと後になって慌てずに済みますね。結婚してどこに出しても困らないと言われる妻であるために、こちらのメルマガをご覧ください。