結婚から始めるしあわせな人生のガイド、村田弘子です。
ずっと婚活を頑張ってきたのに、いざとなると結婚に踏み出せないで断ってしまう……。
このような経験をした女性は多いのではないでしょうか?
婚活女性からよく耳にする結婚への不安は、果たして現実なのか誤解なのか。
ここでは既婚者の立場から、婚活女性の本音について考えてみることにしました。
コスパを良くするも悪くするも自分次第
結婚はコスパが悪いという印象を持っている方が大半かもしれませんが、そんなことはありません。キャリアを積んできた女性であれば、結婚生活をよりコスパがよい、豊かな生活にすることができるでしょう。
ただし、コスパを良くするも悪くするも自分の行動次第です。結婚に対してネガティブなマインドを持っていると、コスパが悪いと思ってしまうかもしれません。
結婚はキャリアの妨げになる、会社での競争に負ける
とあるトークセッションの場で、33歳の女性から聞いた話を紹介します。
「交際中の彼から『結婚してほしい、子どもも欲しい』と言われました。
でも、今子どもが生まれたら、これから始まるプロジェクトに力を発揮できなくなる。
私、会社に自分の名前を残して死にたいんです。」
結婚や出産よりも、会社で実績を残すことを優先したいというお考えです。
しかし、結婚は実際に仕事のあしかせとなるのでしょうか?
結婚や出産は必ずしも仕事の妨げになるわけでない
ここで、世界で20億人が利用者するSNS『facebook』COOのシェリル・サンドバーグ氏の生活にスポットを当てましょう。
彼女にはお嬢さんがおり、会社も5時には退社しています。
朝、お嬢さんを保育園に預けるとき「ママ、行かないで」と足に絡みつかれ、これでいいのかと悩むこともあると話しています。
彼女はプライベートな役割と会社での活躍の両方を人生に取り入れる決断をしただけで、ごく普通の保育園のお母さんでもあるのです。
結婚や出産はあしかせになるどころか、母親業を通して培われた精神力や家族の統率力はその後の社会活動でも大きく役に立つことでしょう。
また、残業を減らそうと仕事の効率を上げる努力をするため、男女関係なく既婚者は良い仕事をするという見方もあるのです。
子どもが仕事の負担になる期間は、せいぜい6年位のこと。何事であっても、人生の大変さは一生も続きません。
出産の痛みも一昼夜なら、子どもの夜泣きに悩まされるのも長い人生のうちのほんの数か月です。
このことは子育てだけでなく、親の介護を考えてみても同じことと言えます。
自由な時間がなくなる?
交際中は、仕事の休みとなる週末に恋人と過ごす時間を割くことでしょう。
実際に結婚をすると、休日も家事などを一緒にこなしながら、それぞれがしたいことをするようになります。
また結婚後はデートに時間を割かずにご飯を一緒に食べられるため、考え方によっては独身の時よりも一人の自由な時間が多く取れる可能性もあります。
しかし、なかには「家事と仕事の両方に追われ、へとへとになるのでは?」と不安になる女性もいるかもしれません。
独身時代からご自身の身の周りのことを一人でこなしてきた女性なら、心配する必要はないでしょう。
結婚後に夫婦で家事を分担すれば、独身時代よりも家事への負担も減るのですから。
もし夫婦生活に不安がなくても、子どもができたら「子育てや受験のお世話などで、自身に構う時間がなくなるのでは?」と考える女性もいます。
確かに子育てにかける時間が増えるため、前よりは忙しくはなります。ただし、お金に換えられない子育ての楽しさを味わえますし、老後のお世話などの不安も少なくなるはずです。
結婚や子育てを経て、手に入る自由もある
夫婦というものは恋人のように「土日べったり一緒にいるべき」ということはありません。
むしろ、独身時代のように婚活にかける時間やお金から解放され、確かな将来設計ができれば前向きな計画が立てられるようになります。
趣味も勉強もおつきあいも、結婚をして狭まることはありません。
100年までの老後をお互いに支えあえると思えることは、精神的な自由につながります。
婚家とのおつきあいがわずらわしい
結婚をすると「義親との関係に疲れそう、義親の面倒を見るのが嫌だ」と考える女性もいます。
息子に優しい義理の母さんでもお嫁さんには厳しいということもあり得ますので、交際中に何度か恋人の両親にお会いしておくことも大事です。
また婚約前の気楽な立場の時に一度お会いしておけば、義親と良好な関係を作れるかどうかが分かるはずです。
お見合いであればなおさら、早めにお互いの両親を紹介しあうことが大事と言えます。
どうしてもうまくやれなそうな親御さんであれば、今後の付き合い方を二人で話し合うのをおすすめします。
母親からすれば、女性を紹介された時「大事な息子を取られるようで、今は寂しい」というのが本音です。決してあなた自身を嫌いというわけではないのです。
近年はひとりっこが多いため、将来1人で両親の介護をする不安もあります。
しかし、結婚をすれば1人きりでなく、旦那さんと協力しながら介護ができるのです。
結婚は介護の負担が増える不安よりも、むしろ助かると思えることの方が多いでしょう。
最愛の親を看取る経験は辛く避けられないものですが、そのときに寄り添ってくれる存在がいるのはとてもありがたいことです。
貧乏になる お金が自由に使えなくなる 高級化粧品が買えなくなる
年収300万円の男性と結婚して専業主婦になる場合、そうなる可能性もあるかもしれません。
年収300万円は7~8万円の家賃の部屋に住み、月5~6万円のお小遣い使える暮らしです。
東京でも一人暮らしができる数字ですが、夫婦どちらかが仕事をやめると暮らしは厳しくなることでしょう。
しかし、年収300万円の男女が結婚し、結婚後も共働きの世帯ならどうでしょうか?
総務省の「家計調査報告2020年」によると、2人以上の世帯の消費支出の平均額は月約28万。
2019年に公表された一人暮らしの消費支出平均額は月約17万円ですので、二人暮らしの支出は一人暮らしの1.6倍程度です。
世帯収入が600万あれば今より広いところに住めますし、生活ランクを上げることも可能です。
現実の生活実態を無視して「男性の収入は800万欲しい」と決めつけてしまえば、結婚から縁遠くなってしまうことでしょう。
好きな人と生活を一緒にできることや人生の味方がいてくれることは、お金にも勝る結婚の豊かと言えます。
結婚は豊かさだけでなく、経済的にも余裕が生まれるのです。
まとめ
結婚に抱くイメージは両親や兄弟、友人の結婚や聞いた話から影響されたものかもしれません。
しかし、そのようなイメージは他人の結婚生活で起きたことであり、ご自身の結婚で同じようなことが起きるとは限りません。
「結婚をすると束縛されてしまう」というようなネガティブイメージはありませんし、男性から「結婚をしたら妻が全部家事をしてくれる」と過信されてしまうのも困りものです。
「結婚生活はこのような感じがいい」と、2人の釣り合いの取れた地点をゆっくり作ろうくらいの、のんびりした気分で楽しんでいっていただきたいです。
婚活時は「結婚後をイメージすると良いご結婚が叶いやすい」と言われます。
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