婚活中にパーティやお見合いで出会った男性のことを素敵だなと思ったけれど、かなり年上なことだけがネック……と感じたことのある方は多いのではないでしょうか。
どんなに素敵な相手でも、年齢差だけは埋められないもの。実際に、1回り以上離れてしまうと結婚相手候補にならないと判断する女性もいます。
しかし、年上の旦那さんとの結婚は何も悪いことばかりではないのです。実際にかなり年上の夫と結婚したという経験者のお話を聞けば、その実情がわかってくることでしょう。
そこで今回は、夫との年齢差12歳のFuntre株式会社の無畄井千恵さんと、夫との年齢差20歳の脱 摂食障害カウンセラーの三上さくらさんに、年上の旦那さんと結婚することのメリットとデメリットについてお話していただきました。
動画では実際のお話しをより詳細で確認できますので、チェックしたい方は下記をご覧ください。
年上の夫と結婚する4つのメリット
まずは、年上の旦那さんと結婚するメリットからご紹介していきます。共通してメリットとして取り上げていたのは以下の4点です。
- 大事にしてもらえる
- お母さんにならなくてよい
- 人生の師匠として頼れる存在
- ありのままの自分を受け入れてくれる
キャリアを積んできた女性ならではメリットなので、ぜひご覧ください。
メリット1.大事にしてもらえる
現在は年下男性・年上女性の結婚が多くなってきていますが、男性からするとやはり「若い奥さん」をもらうことは嬉しいもの。
旦那さんは周りからうらやましがられ、あなたは旦那さんから大切にされることでしょう。
同じように、旦那さんの親御さんからも若いお嫁さんはありがたがられることが多いのです。
人間の価値は年齢や学歴、収入などの条件から判断されるものではありませんが、「子どもがほしい」と思っている男性や「孫の顔が見たい」と思っている親御さんにとっては、お嫁さんが若いかどうかは重要になるといえるでしょう。
メリット2.彼の「お母さん」にならなくていい
男性は、結婚相手に対してどこか、自分の母親と重ねてしまうといわれています。特に年下男性・年上女性の組み合わせは、女性が世話を焼くことで下手するとお母さんと息子のような関係性になることがあるのです。
すると、だんだんと彼に対して口うるさくなり、疲れとストレスが溜まり、相手の男性もあなたに対して辟易するばかりで、お互いを恋人として見られなくなってしまう可能性があります。
年上の旦那さんの場合、最初から女性を守ってリードしてくれる存在であるため、彼のお母さんのようになる必要がないのです。
メリット3.人生の師として頼れる
年上の旦那さんはあなたよりも長く生きてさまざまな経験をしているため、人生の先輩といえます。つまり、結婚相手であるだけではなく、仕事を含めたさまざまなことにおける最高の相談相手となってくれるということです。
あなたが仕事のこと悩んでいるときには、将来を見据えたアドバイスをしてくれることでしょう。今後の人生についても一緒に考えてくれることでしょう。
彼はあなたにとってかけがえない相手になるとともに、ずっと尊敬しながら暮らしていけるはずです。
メリット4.ありのままを受け入れてくれる
パートナーに対して、自分を繕って接するのはかなりつらいことです。自分が年上だからとがんばってしまう女性は意外と多くいるのです。
その点、年上の旦那さんであればありのままを受け入れて守ってもらえるので、自然体で生きていきやすくなるといえるでしょう。
年上の夫と結婚するデメリット
では、年上の旦那さんと結婚することで、女性が困ることは本当にないのでしょうか。続いては、年上の旦那さんとの結婚におけるデメリットをご紹介します。デメリットとして取り上げられていたのは下記4点です。
- 夫が先に亡くなる可能性が高い
- ジェネレーションギャップを感じるかもしれない
- 亭主関白になりやすい
- 体力的な部分で支えられないかもしれない
デメリット1.先に夫が亡くなることが多い
厚生労働省の簡易生命表(令和元年)によると、日本人の平均寿命は男性が81歳なのに対して女性が87歳。このデータを見ると、年上の旦那さんと結婚しても、結局最後に残るのは私なのでは……と不安に感じてしまうことでしょう。
もちろん、数値として出ているわけですから、その可能性は大いにあります。ということは、残される覚悟で一緒の日々を楽しむことが大切。
寿命に関してはデメリットのひとつではありますが、絶対であるとは言い切れないので、頭に入れておく程度で問題ないでしょう。
デメリット2.話題が合わないことがある
ジェネレーションギャップという言葉があるように、年代ごとに流行やその時期の常識があります。同年代は話題に事欠かない反面、年齢差があると話が合わないと感じてしまうことも。
婚活中の女性が、プラスマイナス5歳以下の相手であることという条件に固執する背景には、同年代でないとわかり合えないという強い思いがあることがベースにあるといえます。この傾向は、女性に多いのです。
反対に男性はあまり年齢差を感じず、50代の方も20代の女性を結婚相手として希望するため、婚活が決まりにくくなってしまうというわけです。
対談者の3名は、当初から年齢差による話題の不一致よりも、自分に向けられた愛の大きさを大切にしていたことで、かけがえないしあわせを手にできたといえます。
もちろん、話題が合うかどうかを重視したい方もいるかと思います。そういった方にとっては、年上の旦那さんとの結婚は大きなデメリットがあるといえるでしょう。あなたが何を大切にしたいか、一度立ち止まって考えてみるといいかもしれませんね。
デメリット3.年上の夫は俺様になりやすい傾向にある
年上の旦那さんは、俺様になりやすい傾向があることもデメリットのひとつ。ただし、年上イコール上から目線になりがちというよりは、個人差の部分が大きいといえます。
年上の旦那さんと結婚すると亭主関白になるのではないかと心配になって結婚を断ってしまうくらいなら、一度飛び込んでみることをおすすめします。そのうえで、もし俺様な人であれば離れたらいいのです。
傾向があるというだけなので、まずは相手の男性としっかり向き合ってみてくださいね。
デメリット4. 年上の夫は体力的に限界がくる
体力的な面でも考慮しなければなりません。もし出産をして子育てを手伝ってほしいとお願いしたくても、体力的に厳しい状況であればお願いしようにもできませんよね。例えば運動会での親子リレーでも、周囲のパパさんと比べると雲泥の差……。親の介護だけでなく、夫の介護が先になる可能性だって考えられます。
あまりにも年齢差が開いて体力的な問題が出てくるようであれば、それなりの準備が必要です。介護サービスに依頼する、日頃から健康を意識するなどの対策で解決できるかもしれません。
まとめ
年上の男性と結婚するにあたっては、三上さんのようにご両親の反対を受けたり、将来彼が先立ってしまってからの不安を考えてしまったりということがあるでしょう。
しかし、お話しの内容から一人の男性から深く愛されることがどれだけ稀有で価値のあることかお分かりいただけたのではないでしょうか。あなたのことを魅力的に感じ、結婚を申し込んでくれる方がいるのは、とても素晴らしいことなのです。
とはいえ、結婚は人生の分岐点となる決断です。判断のスピードや飛び込む勇気は大切ですが、メリットとデメリットを比較ししっかり考えたうえで、納得のいく決断をしてくださいね。
★村田弘子プロフィール★
24歳の時、お見合いで老舗会計事務所の2代目に嫁ぎ、子どもを3人以上、男子を必ず後継ぎにと両親に言われ、事務所の経理と子育ての20数年の日々。
あるときクライアントさんから、「うちは、あなたの義父さんのご紹介で結婚したのよ。うちの娘にも誰かいい人いないかしら?」と言われてことから税理士の舅が、ご縁つなぎもしていたことを思い出し嫁が継ぐ形で しあわせ相談倶楽部を開設。
以後、質のいい結婚をめざす花嫁プレスクールを開校。
結婚だけでなく その方の人生全体を豊かにする人生のプロデュースを手がけています。