今回上映された映画「マチネの終わりに」では、福山雅治氏との共演で話題となった女優、石田ゆり子さん。
透明な雰囲気は50歳には見えないけれど、私立小学校や中学の保護者会に行けば、誰々ちゃんのママとして普通にいそうな素朴な感じ、特にグラマラスとか華やかというわけではないのに、多くの男性の心を射止めてやまないのはなぜなのでしょう。
透明な笑顔は確かに天使の癒しがありますが、なぜ、彼女がここまで男性に支持されるのか?
現役結婚カウンセラーが、映画「マチネの終わりに」の舞台挨拶での彼女の言動や表情、しぐさを分析してみることにしました。
映画「マチネの終わりに」舞台挨拶での石田ゆり子さんの言葉の秀逸なハートのつかみ方
そもそもこの映画はクラシックギタリストの蒔野聡史(福山)と、フランスの通信社で働くジャーナリスト・小峰洋子(石田)の6年にわたる恋愛ストーリー。
舞台挨拶の場で「クラシックギターと出会えたことが、いちばん(印象が)大きかった」と話す福山氏の言葉のあと、続けて、話している言葉が、緻密なモテ構造だったのでご紹介いたします。
1.女子の恋愛力に欠かせない基本 事前に断り文句を入れている
ギタリストとしての蒔野の演奏のファンである洋子から、こう言われたら、男性は悪い気持ちはしないですよね?ドキッとすると思います。しかも、ポイントは、男性にドキッとさせる度合を上げる方法として、「事前に相手にちゃんと断る」という基本を押さえています。「~していいのかな?」「~しちゃってもいいですか?」は、恋愛するときの距離感を作る女性の最重要フレーズと言えるでしょう。ぜひ使ってみて、彼の反応を見てください。
さらに、彼女はこう続けます。
2. ~しているうちに・・ で相手の雰囲気、世界を心地よく感じていることを伝えている
「ギターを聴いているうちに・・」
作品の中で、石田ゆり子扮する洋子はギタリスト蒔野さんのギターにほれ込んでいくところから、恋愛スイッチが押されますが、その雰囲気を彼女は、福山さんに「ギターのCDを聴いているうちにハマってしまって」という表現を使ってうっとりして満足していることを伝えつつ、「自分も弾けるんじゃないかと思って、この歳からギターをできるならやってみようと・・」といきなり大胆な発言をして、男性をドキッとさせています。
男性はこのギャップ、貞淑な女性らしさを出したと思って、しめしめと思ったら、「私でも弾けるんじゃないか」といきなりマウンティングされる。おそらく福山さんは、「え?」とびっくりしたことでしょう。
大人しそうで、いかにも、「私になんてできません」と言いそうな彼女が、「私にもできるんじゃないか」とは。
急降下して安心させると、いきなり上まで突き進む、そのギャップにハッとしてしまい、男性はゆり子さんから目が離せなくなるのでしょう。何をするのか、心配で仕方がない存在になっていくのでしょう。
3.マウントの後は、一瞬で可愛らしく下がる 決して強気に出ない
そして、もともとギターを弾く福山さんに対し、まったく初心者の石田さんが、「私にも弾けるかも」と強気を出したことに対し、「頭おかしくなっちゃって」と恥ずかし気に身体をよじって遠慮するあたり、男性は、またその姿にキュンとします。
そのあとも、「難しいことはわかっているのですが・・」とさらに丁重な謙遜を示して関係を整え、最後にこんな爆発をしています。激しい脈ありメッセージを投げ込んで勝負をかけています。石田さん、ううん、やるな~という感じがします。
3.最後に強力メッセージを送り、決定的に距離を縮める
「恥ずかしくて言えなかったけれど、ちょっと上手になったらいっしょに・・」
これには、福山さんも、「大胆ですね~」と驚嘆。
頭がおかしくなったり、恥ずかしくて言えないと言いつつ、ズバッと男性にあなたが好きを表現して帰ってきてしまうゆり子さん。
上手に強弱、寒暖の差をつけて、モテ男の福山さんもぐらぐらにさせてしまったのでした。男心を手球に取るとは、ゆり子さんのように一見妖精のような人が案外、得意なのですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?石田語録は、押したり引いたりをたくみに調節しながら、決して男性に圧を加えずに虜にしていく方法でした。
もちろん、心もきれいな石田さんですから、無意識に自然にしていらっしゃることでしょう。
けれども、そこまで妖精のように好き通れない一般の人間は、このゆり子さんの魔性から、何をまねすることができるでしょうか?
一番だいじな答えは、
男性の夢をこわさないこと
50代になっても還暦になっても、心の透明さを失わない、優しさで男性を包みながら、甘えたり、心をがっちりつかむ彼女の純粋さは、文学作品の中の女性のように不思議で、同性として見ても、やはり魅力に取りつかれてしまいそうでした。
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