エリート男性と結婚したい女性が知っておきたい、高学歴男性の結婚の現実

あなたは「結婚するならやっぱりいい大学を出ていい会社のサラリーマンか医師・弁護士・公認会計士といったエリート男性がいいな」・・と思ったことはありますか? あるいは、
「中高名門一貫校出身者ならなおいい」・・と考えたこともあるのではないでしょうか。

女性なら、エリート男性との結婚を夢見るのも当然かもしれません。また、逆に自分もエリートなのだからエリート以外との結婚は考えにくい、という方もあるでしょう。
しかし、エリートとの結婚の志望動機が、「お金持ちになってラクがしたい」「贅沢なセレブ生活ができそう」ということだとすると、あなたが結婚相手には選ばれる日は、残念ながらやってきません。たとえどんなに若く美しくても、あなたも同じようにエリートで裕福なおうちの出身だとしてもです。

きょうは、そんなことにならぬように、エリート男性との結婚したい女性が、知っておきたい実態を、日頃エリートの婚活を支援する結婚カウンセラーがお伝えいたします。

目次

エリート男性は3つに分類される

そもそも一口にエリート男性と言っても、その生育過程で3つのグループに分類することができます。

1.三代以上続く経営者や、代々お医者様の一族などで、港区、世田谷区、千代田区、渋谷区、文京区、目黒区等に住まう家の御曹司。多くは幼稚園小学校から名門校に進み、賢ければ、中学で御三家を受験。中一から鉄力会、SEGを始めとする中高一貫校専用の予備校に通う、東大もしくは医学部を受験したような男性たち。家柄も偏差値も、学歴も文句なしのエリート、サラブレッドです。お母様はまあまあ美人であることが多く、けっしてどなり散らす教育ママではないのが特徴。お爺様の代から、一族、超一流大学を卒業しており、夏は軽井沢の別荘で一同が会する、天は二物を与えたもうのパターン。お爺様が社会の教科書に載っていたり、大企業の創業者だったりすることもあります。

2.会社員か公務員、教師等の親に生まれ、公立トップ校から、一橋以上の国立大学か早慶、関関同立などを卒業体育会などのつながりから、メガバンク、商社、広告代理店などに就職した男性たち文系の場合は特に成功志向が強く、一代で財をなし、企業の役員を兼任することを目指したりします。つきあう女性の外見には、相当のレベルを要求するため、モテるわりにはさっと結婚できない人もいます。彼らが女性を心で見ないと同じように、華やかな女性が自分のことを心で愛するのでなく、お金として見ていることに気づき、人間不信や婚活疲れに陥る一面もあります。

3.小4からサピックスなどに通い、頑張って開成・麻布を狙ったが、新御三家に進学、その悔しさから執念で6年後の執念の逆転サクラサクを試み、みごと東大理Ⅲ現役合格を果たすような、サラリーマン家庭の秀才息子パターン公認会計士や弁護士になる人もいます。性格は堅実で穏やか、周囲の女性からの評判もよく、時として勤め先の年上女性に言い寄られて早めにパパとなったりします。

このように、エリート男性といっても、以下の3グループに分類され、彼らとの結婚の対策も違ってきます。

名家のご子息
普通の家庭から自分の努力によりのし上がった開拓型エリート男性
③熱心な受験ママの力で中上流社会に参入した一代目ネオエリート

それでは、一つずつ結婚する方法を見ていくことにいたしましょう。

名家のご子息の結婚の実態

いわゆる名家のご子息のエリート男性と結婚するには、名門女子校を下から通って妻として夫を立てるもてなし方を幼少からしつけられたうえで、勉学にも励んだしとやかな才媛が本当はふさわしいと思われます。

名家の家族となるには、育った環境はとても重要で、日常の当たり前の基準が違うと、女性はお嫁に行ってから苦労されるでしょう。

昨年末筆者が取材協力させていただきました、フジテレビ年末特番「爆笑問題の天国が地獄」でも、一般家庭の女性が名家に嫁いでその風習の違いに戸惑い転落する場面が再現されています。ママ友からの揶揄など、その世界ではあながち大袈裟とも言えないでしょう。

お互いに傷つけあいたくないので、同じような裕福度の家庭のお嬢さんを望みます、とあらかじめお見合い相手の条件をはっきり断言されるエリート男性もいます。しかし、名家はママが美人であることも多く、美人慣れしたご子息はつい外見を重視し、属性が釣り合わない彼女と交際の末、親に反対されて壊れるというパターンはよく聞くところです。
また、つり合いの取れる名家の女性が、今一歩女子力や愛嬌にかける奥手であることも多く、なかなかエリート同士が結婚できません。

名家のご子息は、よく。大学時代にサークルの他大学の女性マネージャーなどに狩られて早婚され、25歳にしてもう二児のパパとなっています。名家の子息ほど、20代での結婚が多いように見えます。すべてが揃った男性を回りがほっておくはずがないのでしょう。

逆に30歳より前にお見合いに現れる名家の男性は、もともとは女性に対して積極的というよりも、異性に慣れていない、真面目な男性である場合が多いです。理系院卒研究職などの方は、お見合いで結婚され、文系の方は、口がうまくてモテると思うのか、外見や年齢を高望みしてなかなか決まりません。彼らは成績始め自分に自信があり、もっといい人が出てくるのでは?という期待が消えないからです。医師もなかなか決まらない方たちです。

お見合いでも、名家のお嫁さんには、当然ながらお世継ぎ問題がのしかかりますので、できれば20代で先方の親御さんから言われることが多いです。
女性が、もし年齢の近いエリートをお望みなら、大学を卒業したら早めに本気の婚活を開始しないと間に合いません。方法はもちろん、信用できる人の紹介やお見合いです。

公立高校から早慶、メガバンクへ就職したエリートの実態

公立校のトップ、地元のスター選手であった男性は、東京大学を始めとする難関校を受験、早稲田慶応に進学、体育会の人脈などからの引きで、メガバンク、商社、広告代理店などに就職します。30歳あたりでメガバンクからコンサルファームに転職したりMBAを取ったりする人たちもいます。コミニュケーション力に長け、地元のスターである自負から、一代でビックになるぜ、というガッツが彼らにはあります。理系男性のソフトな優しさより、成功への覇気が感じられ、やる気満々ゆえ、ちょっとしたがさつさで、良家の子女から幻滅されることも。女性との関係においては、常に自分がマウントする立ち位置をとります。

彼らは、入社後、会社ぐるみで毎週末行われるコンパや寮祭で同業他社のOLや、女子大生、モデルなどと付き合いだします。学生の時には出会えなかったような綺麗どころが今ではつき合ってくれることを知り、もっと上を狙えるのではと調子に乗り、学生時代からの彼女からフラれます。社長令嬢とのお見合いに望んだりもしているうちに、完全なる勘違いを引き起こし、「僕はいつも外見レベルはかなり高い女性と会っていますので、ご承知おきください(外見の特に優れていない女性は紹介しないで結構ですという意味)」と言われるので、意外に結婚は難しいなとわかります。

公立校トップから難関大、一流企業の華やかエリートの場合は、彼がただ優秀というだけでなく、地に足のついた、ハートの温かい人間なのかを確かめてから、近づいたほうがいいでしょう。

女性をとっかえひっかえおつきあいする場合もないとは言えず、そうそうすぐにあなたに結婚を求めないかもしれません。彼らにとっての結婚は自分の血統書のようなもので、経済的にも見た目的にも、これ以上は出ないと確信できるまで、彼らは女性を選び抜きます。

さらに、彼らはその上昇志向から、経営者の娘との結婚を考えることもあります。高学歴と会社の看板になるイケメン具合が、経営者の娘さんのおうちにも歓迎され、婚約。晴れて政治家を呼び200名以上規模の披露宴をすることになります。しかし、男性はもちろん、女性の家の会社のデューディリジェンスを、しっかり調べてから決意するので、そのあたりは結婚と言っても、かなりM&Aに近いような流れになります。


ただし、筆者個人は、それが逆玉狙いだと否定する気持ちは毛頭ありません。古来日本の商家や中国の華僑は、娘婿に優秀な人をとつて、代々繁栄してきたわけで、むしろ少子化の今、女の子しかいない経営者の娘さんのご結婚問題が、事業後継者選びと一緒に考えられるのは、社会の幸せにつながると考えます。
後継者問題を結婚で解決する、詳しい情報はこちらです。 事業承継結婚

受験ママと二人三脚の苦節18年
受験の勝者、親孝行エリートの結婚実態

小学受験、中学受験、大学受験・・今、30歳になった独身男性たちの幼少期は、バブル崩壊、地価高騰も陰りを見せたとはいえ、まだまだ子供にも投資をする時代でした。男女雇用機会均等法の始まりかけたころ、入社の母親たちは、寿退社をして、専業で受験ママをする時間がとれました。
医者の妻などであれば、下手な仕事をしに外に出るよりは、息子を麻布、開成に受からせ、難関医学部に現役合格を果たした方が、よほどありがたがられるというものです。それが、妻の事業でもありました。子どもの偏差値が母の評価、筆者の記憶でも、子育て時代、母親たちの間でも塾では、何となく子供の成績順に母親のグループができていたと記憶しています。

塾の送り迎え弁当作りのみならず、毎日の子供の学習予定を作り、プリントを整理し、本日やるべき問題にポストイットをつけ、採点し、という家庭内家庭教師を合格の日まで不眠不休でやるのです。
12歳の春、遊びたい盛りを我慢し、合格発表の前で抱きあう親子の姿は、それまでの数年の受験生活が、どれだけ辛く、濃密な二人三脚であったかを物語るものでしょう。

母にとっては自慢の息子ですので、地元トップ校からエリートになったような男性は、名家の御曹司よりは、手が届きやすいかというとそうではありません。お嫁さんになる女性には、学歴や年齢等、なにかとうちにはふさわしくないとチェックがはいります。

もし、あなたがこのような男性と交際して結婚を反対されたら、理解してもらうように、時間をかけ進めてください。お見合いでこのグループの男性と出会う機会があれば、彼は一人では自分の結婚を決めないかもしれない、親が反対すれば流れることもありうると考え、相手のご両親のことを大切にするような態度を出していくといいでしょう。

まとめ エリート男性との結婚

エリート男性と恋愛になったりお見合いになった時には、どうか、本日お話しした内容を思い出してみてください。
彼がどんな家庭でどう育ったのか、その家の家族となることは、自分には合っているか?エリートの妻としての役をやりたいのか?を良く自問して、こんなはずじゃなかった、天国が地獄!にならないように覚悟することが大事です。

由緒正しきエリートとの婚活は、やや特殊です。プロフィールだけでなくお預かりした身上書の個人情報を、水面下で閲覧しあって仲人と進めていくこともあります。すべての結婚相談所が身上書を預かるお見合いをしているわけではないので、良く調べ、ご自分の希望にあったところに依頼をして、ぜひしあわせなご結婚を叶えてください。

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