公認会計士と結婚すると、現実にはどんな生活になるのだろう?
実態はよくわからないけど、会計士は社会的信頼が高くお金の専門家だから、資産運用など頼れるのでは?お金のことでは間違いがなさそう・・・。
あなたはそんなことを、考えたご経験がおありですか?
医師・弁護士・経営者との結婚を希望する女性たちが、その次にに挙げる結婚したい男性の職業「公認会計士」。士業JOBさんが今年発表した調査※では、税理士に並び、モテる士業の第四位にランクインしています。
経営者の娘さんが、会社の経理を見てもらえるのではという理由で、会計士との結婚を望むケースも、私の相談所でよくあります。
このように、安定的に人気の公認会計士ですが、結婚後の現実はいかがなものでしょう?また、実際に会計士と結婚するにはどうしたらいいでしょう?
公認会計士の妻、母である結婚カウンセラーが、経験をもとに、公認会計士との結婚の現実をお伝えします。
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公認会計士と結婚するとどうなるか
公認会計士との結婚5つの現実をお伝えします
まず、実体験と見聞きしたことをまとめて、公認会計士との結婚の現実を5つに分けてお伝えします。この5つの現実を知ると、結婚がゴールではなく、子育てや介護、夫と自分の仕事とプライベートなど、結婚後のイメージが具体的に湧いてくるでしょう。
最後まで記事を読んでいただくと、「なんとなく良さそう」ではなくて、自分に合っていると確信を持って会計士との結婚できます。では、具体的に見てまいります。
1.公認会計士の平均収入は、891万、独立すれば1000万以上の高収入も
「平成30年賃金構造基本統計調査」によると、2018年度の公認会計士の年収は約891万円です。 サラリーマンの男性平均年収(2018年)は545万円(平成30民間給与実態統計調査より)なので、比べると高いと言えるでしょう。また、四大税理士法人に勤めたら1000万以上、独立したら数千万の年収は可能なので、力次第で可能性も広がる職業と言えるかもしれません。しかも、士業ならではですが、定年もなく働けるので、奥さんとしても、定年後に旦那さんがずっと家にいて疲れるということもありません。
2.一代目の会計士もあるが、親から世襲のことも
弁護士の世襲割合は意外に低く、5%程度という説もありますが、公認会計士の世襲はどのくらいか、具体的な統計データは得られていません。とはいえ、筆者のおつきあいのある、夫の監査法人時代の知人、大学の友人などを見る限り、半数程度は親も会計士で、会計事務所を経営しています。ということは、結婚後、男性の両親との距離が近い生活になる傾向があると考えていいはずです。夫の実家と距離をあけた結婚生活を望む場合は、お父さんが会計事務所経営でないところの人のほうが、気楽かもしれません。
政治家の二世議員はよく悪い面を取沙汰されるものですが、世襲の会計事務所には、お客様にとってのメリットがあります。先代の相続のデータが残っているので、100年企業となって栄えていく時の経営計画、税金対策がきちんとできるという点です。
相続次精算課税制度のように、何十年か前、先代がその優遇制度を採用したことを、現在の社長も税理士も知らないでいて、あとで困ることがあります。
その点、家族で状況や資料を共有できる、世襲の事務所は、顧問先と2代3代のおつきあいなので、有利になるのです。
3.会計士は中高一貫受験校出身のお坊ちゃまが多い
会計士は中学受験で中高一貫校に進んだようなお坊ちゃまが多いです。家の資産も守らねばならないような家庭も多く、従順で穏やかな息子として育っているケースも少なくありません。
代々弁護士とか代々医者とか、地元の名家に嫁ぐのと同じように、かなりの確率でその男性、そのお父様と同じかそれ以上の大学に息子を入れることを期待されます。またそれが嫁の実力とも見なされることもあるでしょう。
親の欲や押し付けということではなくて、経営面から見ても世襲できるならしたいと考えるのは、自然なことなのです。
けれども、もしサラリーマン家庭から会計士の家に嫁いだならば、そのことに関して、英国王室ではないですが、窮屈さを感じるかもしれません。
そのような有言無言なプレッシャーも意に介さないか、自分も教育ママとして勝者になるか、どちらかが賢明な対処法です。
4.会計士は高収入でも意外に堅実な消費生活をする
会計士はお金のプロ、数字のプロなので浪費したりはしない方がほとんどです。その日常生活はお客様を立てる意味でも質素。家を建てるときでも、輸入住宅より、お得意さんの工務店に頼みなさいと言われるようなこともありました。
一般の公認会計士の妻の生活は、外車が普通の医師の奥様の生活とは違います。顧問先がトヨタヤマツダなら、その国産車に乗るのが当然となることもあります。今はもっと自由だと思いますが、地元に気を遣う会計士さんは、そこまで顧問先からの見られ方を気にすることもあります。
もしも、公認会計士の収入は悪くないし、実家もお金持ちの坊ちゃんだから、結婚したらセレブ生活ができるはずと思っていくと、天国が地獄の思いをされるかもしれません。
地主さんと同じように、会計士の経済感覚も極めて質素堅実です。
5.会計士は多忙で、土日も仕事や勉強で家にいないことが多い
会計士の仕事の性格上、常に勉強がありますし、また作業もあります。
すべてを職員に任せるという、経営者不在で会社を回すことがしづらい職業です。なぜならば、何かあった時の責任はすべて所長が負うからです。
そのため、会計士は常に忙しく、それほど家庭で育児、家事をできるのか、個人によるとは思いますが、期待していないほうが身のためです。
独立した場合は特に、収入を上げようとすればするほど、夜も営業するので、帰宅は遅くなります。共稼ぎだから家事は半々にという方には、あまりお勧めできないかもしれません。逆に、旦那さんがいなくても土日も平気という、ほかに夢中になることがある人にとっては、会計士との生活は良いといえるでしょう。
公認会計士と結婚するにはどうしたらいいの?
では、実際に、自分の周りに会計士がいない方が、公認会計士と結婚するには、どうすればいいでしょうか。
可能性の高い方法として以下の3つが考えられます。
1.中央大学、早稲田、慶応など会計士をもともと多数輩出している大学の商学部に自分も在籍する。
2.上記大学の卒業生に独身の会計士を紹介してもらう。
3.結婚相談所で会計士を指定して婚活する。
どれも、可能性があるのですが、1点気をつけたいのは、婚活をするのであれば、できれば20代から30代前半に、しっかり活動が好ましいでしょう。 一般に会計士は子どもを希望する確率がかなり高い職業のひとつなので、 多くの男性会計士が35歳までには結婚をし、2名程度のお子さんを持ちます。
まとめ
公認会計士との結婚の現実、いかがでしたでしょうか?
魅力的な部分もありつつ、若干大変そうな部分もあったかと思いましたが、とはいえ、公認会計士は、まじめで信頼して頼れるパートナーになる方達であると思います。
ハードな日常生活をサポートしてあげたいと思う女性の方は、具体的に会計士との結婚も考慮に入れて活動されるといいと思います。
士業の家におりますので、会計事務所の娘さんや経営者の親御さんからご令嬢の結婚のご相談をよくお受けしています。できたら、お婿さんに仕事も手伝ってほしいとか、後継者になる人を探してほしいというご要望もあります。
会計士とのお見合いをご希望の時には、こちらから無料相談にご予約ください。
参考資料: https://shigyou-job.jp/2019/12/11/4616/
- 第1位 建築士(一級建築士)(42%)
- 第2位 弁護士(26%)
- 第3位 税理士(11%)
- 第4位 公認会計士(8%)
- 第5位 司法書士(4%)
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